ねこセカンドハウスこむぎの今とこれから(一緒に作りませんか?)

今、 私の目の前には猫が2匹、います。

この2匹は、私がお預かりしてケアをしている猫たち。

それぞれ家族と過ごしてきた日々があったけれど、
今は高知県須崎市にある
老猫ホーム「ねこセカンドハウスこむぎ」(以下 ねここむぎ)
で毎日を過ごしています。

それぞれお預かりをして1年が経った彼らを、
私はプロとしてケアしています。

自分の家族である猫と差をつけることはしていません。
むしろ自分の家族よりもどうしても細かいところをみてしまいます。
これは東京で動物看護師として働いていた日々で染み込み、
積み重なった経験によるものが大きいです。


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この「ねここむぎ」は、
2017年6月にご紹介を受けた
あるおじいちゃんの願いよりおつくりした場所です。
東京の動物病院で働く中で、
ネコの預かり施設が必要とされていることは知ってはいたけれど、
まさか自分がつくるとは微塵も思っていませんでした。

私はペットホスピスという
主に犬を最期まで預かる施設をつくりたくて、
ご縁あり高知県移住し、3年が経ちました。
結果的に猫ですが老猫ホーム(終生飼養施設)をつくったので、
ある側面では私の願いは叶い、
必要な方へ必要なサービスが届けらています。

ただ、今回猫の施設をつくったことで、
これが日本全体の問題であるということを
身をもって知ることになりました。

様々な職業、
獣医療だけでなくヒトの福祉関係者やペットと暮らす方、
ペットと普段関わらない方も

共に考えていかない問題であると気が付いたのでした。


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正直な感想を言えば、
個人の活動では限界があるなと思っています。

「自分ができることをやろう」という気持ちだけで
その中心に「えいっ」と足を突っ込んでしまった私に
これからできることは、
この知ってしまった問題を自分ごとに考えていただけるように
活動をしていくことかなと思っています。

例えば取材。
ありがたいことですが、この「ねここむぎ」は
テレビでよくある動物の感動ストーリーになることは望んでいません。

ゆえに、構成上の演出にはできるかぎり協力しますが、
その中に嘘は含めません。きちんと撮影の方と交渉をします。

他にはイベントや講演会。
9月に高知県須崎市で「災害時ペット同行避難」、
10月は特別講師をお呼びしての特別授業、
11月は松山北条でシニアペットのお話しする予定です。

また、私が高知県で直面している問題であったり、
さまざまな理由で共に暮らせなくなることについて、

自分がまさにそうだったんですが、
動物病院勤務時にはよく知らなかったんです。

ですので、同業種の方に経験をシェアしたり、
また全然関係がないと思われる人にも広めてゆく活動をします。

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「ねここむぎ」は
この日本中の問題となっている高齢者と猫であったり
様々な理由で最後まで一緒に暮らせないという現状へのひとつの答えです。

数ある中のひとつの正解ではあると固く信じています。
(実際に2匹のネコをお預かりしていますし)

でももっと他にも方法があるとは思っています。
もし、あなたがこの問題にご興味をお持ちくださるなら、
こんな世界を一緒に作っていただけたら嬉しいです。


●「ペットケアに関するすべてが一緒になった施設をつくる」

ペット介護施設に併設したヒトも共に泊まれるホテル、トリミング、動物病院。この動物病院は夜間も開院しているといいですね。

●「ペットと共に入所可のヒトの老人ホーム」

入所したペットは最後までその場所でケアを受けられる。

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現状、このようなサービスが必要であっても、
ご利用料金から断念するケースがあることを知っています。

実際に私はこのようなケースに出会い、行政とお話をしました。
もちろん行政はヒトの福祉サービスですので、根本解決はしていません。。。

「お金がないならペットと暮らすな」は資本主義社会では正論です。
けれど、個々のケースには正しくはないです。
それを口にしたところで、眼前の問題は何ひとつ解決しないのです。

そのペットと暮らし始めたときにはお金があり必要なケアができた。
けれど、のちに病気になってしまったというケースもありえるのですから。

犬や猫は共に暮らしてから亡くなるまで、
15~20年を共に過ごすかもしれないですよね。

また鳥であれば50年以上生きる種もおり、
世代を超えてケアの必要があるかもしれないです。

共に暮らす前から、ペットも含めたご家族のライフプランが必要である
と個人としては思っています。

すでに「ペット信託」という取り組みがあります。
(アフィリエイトではないです)

ペットの最後まで一緒にいたい。
でも、その想いとは裏腹に
途中で一緒にいられなくなることがあるかもしれない。

【ヒト】亡くなる・病気になる・入院する
引っ越す・働けなくなる・世話ができなくなる

【ペット】ペットが病気になる 

ペットと暮らしていない方も、
ご親族にペットと暮らしている方がいれば、
「突然」ペットが手元にやって来るかもしれません。

(日本の法律ではペットは「モノ」です。
ペットは相続人の「モノ」となります)

他人事ではないのです。
この記事を読んでくださっている皆さんが
事前に自分ごとのように考えておくことが大事なことなのだと思います。

「ペットが家族」とおっしゃるならば、
ぜひとも、あなたが暮らすペットの未来を共に考えてみませんか?

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